8.21 市ヶ谷・防衛省前デモ 呼びかけ
先日の参院選で自民党・公明党とその他野党含む改憲派が3分の2を占めたという結果を受けて、私たち「直接行動(Direct Action)」は改憲阻止の行動を提起します。
今後一年以上かけて安倍政権は経済政策や社会政策を蔑ろにして改憲手続きへ突き進むことが予想されます。自民党改憲草案の通りに改憲されるかはともかく、緊急事態条項の追加と九条二項改正が狙われているのは確実です。
こうした戦後日本国家の反動的再編に抗して闘うために何が必要とされているのか?反戦と人民主権の原則を決して手放さないことです。沖縄の米軍基地に反対する闘い、特に現在の辺野古と高江の米軍基地建設や先島諸島の自衛隊配備を阻止する闘い、また自衛隊の南スーダンやジブチなどへの海外展開に反対する闘い、こういった個別の具体的な現場での闘いを堅持することです。個別の現場と具体的な課題を捨象した形式的「護憲」の野合では闘えないことは明らかです。野党共闘の内に含まれる民進党のうちでも多くの議員が9条改憲を支持していることから分かるように、従来の安倍政権–野党の政治構図を左から崩さないかぎり改憲阻止はありえません。2011年の3.11以降の政治運動への根底的な総括としても、この新しい政治構図を作る必要があります。自民・公明与党と安倍政権による戦後日本国家の反動的再編に抗して、私たちは日米安保条約破棄により戦後日本国家を根底的に変革することを求めます。
私たちは8月から毎月一回、市ヶ谷防衛省の周辺をデモ行進します。反戦と人民主権を掲げる全国の個別の闘いが改憲阻止のため合流する場として行動を作っていきたいと考えています。以上の主張を踏まえて以下の3つの要求を掲げます。
① 憲法改正阻止
② 辺野古と高江の米軍基地建設阻止・沖縄の全軍事基地撤去
③ 自衛隊の海外での武力行使反対・ただちに国内撤退
直接行動(Direct Action) 2015年の夏に、安保法案反対、安倍政権打倒を掲げて国会前ハンストを行った学生有志を中心に立ち上げた団体です。(旧・学生ハンスト実行委員会) 現在は反戦・反基地・日米安保体制反対を掲げて活動しています。 Twitter:@DirectAction_ Facebook:@Hungst.co.jp |