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Channel: 直接行動 Direct Action(旧学生ハンスト実行委員会)
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賛同人(8月29日)

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8月25日から8月29日までに声明文に賛同いただいた個人の方々を紹介します。(敬称略)
賛同ありがとうございます!!
 
大野ひろ子(大阪市)
学生の皆さんのハンストに心から敬意を表し、断固支持の拍手を送ります。
頑張って下さい。
 
中村勝己(大学非常勤講師・イタリア政治思想史研究)
 今から230年ほど前に、ドイツ(プロイセン)の哲学者イマヌエル・カントは、「啓蒙とは何か」と呼ばれる論文において、興味深い考察をしています。その論文の冒頭でカントはこう書いています。
「啓蒙とは何か。それは人間が、みずから招いた未成年の状態から抜けでることだ。未成年の状態とは、他人の指示を仰がなければ自分の理性を使うことができないということである。人間が未成年の状態にあるのは、理性がないからではなく、他人の指示を仰がないと、自分の理性を使う決意も勇気ももてないからなのだ。だから人間はみずからの責任において、未成年の状態にとどまっていることになる。こうして啓蒙の標語とでもいうものがあるとすれば、それは「知る勇気をもて」だ。すなわち「自分の理性を使う勇気をもて」ということだ」(邦訳はカント(中山元訳)『永遠平和のために/啓蒙とは何か他3篇』光文社古典新訳文庫より)。
 しかし、多くの人びとはそうした勇気をもてないようだとカントは言います。なぜでしょうか。それは、「あつかましくも――カントの言葉です――他人の後見人と僭称したがる人びと」が「跡を絶たない」からです。そのため、「多くの人びとは、未成年の状態から抜けだすための一歩を踏み出すことは困難で、きわめて危険なことだと考えるようになっている」、と。しかし、それこそ「後見人を気取る人びと」が目指していることなのです。
カントの「後見人」批判は辛辣です。それはこんにちで言えば、パターナリズムへの批判ということになるでしょう。このあたりの話は、皆さんがハンスト方針を明らかにして以来、目にしている事態(反発やら中傷やら「忠告」やらが皆さんのところに殺到しているというこの事態)を想起すれば、判りやすいのではないでしょうか。
 カントの言うことをもう少し聞いてみましょう。「このように個人が独力で歩み始めるのはきわめて困難なことだが、公衆がみずからを啓蒙することは可能なのである。そして自由を与えさえすれば、公衆が未成年状態から抜けだすのは、ほとんど避けられないことなのである」、と。
人が精神の未成年状態から抜けだし、独力で歩み始めるようになるには、その人に自由を与えさえすればよい。そしてカントによればこの自由とは、「自分の理性をあらゆるところで公的に使用する自由」のことなのです。この場合の理性の公的な利用とは、人が「読者であるすべての公衆の前で、みずからの理性を行使すること」です。
読者としての公衆の前でみずからの理性を行使するとは、ようするに言論活動のことです。その際には匿名ではなく実名でおこなうことが前提となるでしょう。ネットを見れば明らかなように、匿名の言論には責任が伴なわないからです。
 まとめましょう。皆さんは、安倍政権の安保関連法案の採決を阻止し、安倍政権を倒すために、ハンガーストライキという非暴力不服従の活動を始めることを実名で公表しました。これまでにない戦術を採用した背景には、現在の反対運動に対する批判も含まれているのでしょう。私のこれまでの生き方も批判されているのかも知れません。それはともかく、これまで長々とカントの文章を引用したのは、私が皆さんの「声明文」を読んだときに、230年の時を隔てて、今まさに皆さんがカントの啓蒙論を実践しているのではないかという驚きに打たれたからなのです。心無い中傷に負けず、体調管理を万全にして、皆さんが闘いを無事に貫徹することを心から期待しています。
 
高槻民枝(アジア共同行動(AWC)首都圏幹事)
『果てしない緑の草原よ、輝かしい未来が微笑んでいたのは錯覚?
2011年3月11日を絶対に忘れない。
透きとおる青空は一瞬にして漆黒の闇に覆われたことを。
 
今だ、今なのだ。
あなた達は身震いして立ちあがった。掛替えのない純真無垢の生命を担保にして。
たじろいではいけないと魂が叫ぶ。
 
今だ、今なのだ。
この歴史的瞬間を取り逃がしてはいけないと、沈黙の命が真っ赤な火花になって、
新たな歴史を創り出す導火線となった。
 
今だ、今なのだ。
私たちの先頭に生命を張って闘う青年たちよ、
杖が無くては大地を歩めない私だが、
あなた達に敬意を払い、共に勝利の日まで闘争する情熱は健在だ。
 
賢明な青年たちよ、
あなた達は見抜いたことだろう。
安倍の恥ずべき談話が新たな朝鮮戦争の企みを隠している事を。
そして、アジア民衆は「戦争法案」を絶対に許さないことを。
 
生命を懸けてハンストを決行する青年たちよ、どうか忘れないでください。
日本政府は「日本軍慰安婦」問題の謝罪も賠償も未だにしていないことを。
忘れないでください。アジア民衆に塗炭の苦しみを与えた日本の歴史も。
 
海を隔てた隣国、朝鮮半島は光復70年。朝鮮戦争・休戦協定から62年。
一つの民族が南北に分断されている責任は日本の朝鮮侵略・植民地支配にも
あることを。(安倍談話は一言も触れなかった!)米国は朝鮮民衆が要求する
平和協定条約を拒否し続けている。南北の軍事的緊張を口実に、安倍の
「戦争法案」強行を許さず、アジア民衆と連帯して「戦争法案」廃案・安倍
政権打倒に共に勝利していきましょう。皆さんの闘争を最後まで支持・連帯
します。頑張ってください。』
2015年8月26日
 
久保清隆(戦争に反対し、アジアの人々と共に行動する会PAL)
学生たちのハンスト決起を断固支持します。学生運動が不活発なら、政治・社会運動も盛り上がりません。
「戦争法案」には多くのアジアの人々が不信と疑念の目を向けています。二度と侵略戦争を起こさないために、安倍政権もろともこの「戦争法案」を葬り去りましょう。
ハンストは多くの人々に決起の勇気をあたえるでしょう!
 
田中将洋(労働者 放送大学)
この国はいま異常事態になっています。これまであまり政治的な行動とは無縁だった自分も、学者がことごとく違憲だという回答を出したので、さすがにこれで政府も止まるだろうと思っていました。ところが安部政権は黒いものを白とするように、まさに無法な行動に出ています。このような秩序の破壊を黙って見過ごすことは許されません。その最先頭で行動するハンスト学生のみなさんに敬意を表し、自分も行動で現して行きたいと思います。
 
戸崎光彦
ガンジー的行動に頭が下がります。
安倍政権は命を軽視するので
みなさんの命が心配ですが賛同します。
 
筒井雪江
賛同メッセージ、遅くなってしまいました(汗)自身はハンストを行う覚悟もない私がどんなメッセージを送っても、結局は無責任な言葉にしかならないような気がして、結局今日までメッセージを書けずにいました。
ハンストという手段について、日本に住む私たちが享受している豊かさが、沖縄や朝鮮、アジアや中東の人たちの犠牲の上に成り立っているという現実を踏まえ、その上で、そうした過去から今に至るまで私たちが踏みつけ続けている人々と「なんとか繋がりたい」という血の滲むような思いを込めてのハンストなのだと、声明文を読み今日のスピーチを聴いて感じました。
そうした、日本人が様々な形で他国の人や多民族に対して行ってきた戦争加害を直視し、さらなる加害を重ねないために、戦争加害を拒否するために、ハンストほど明確な意思表示は他にないのではないかと、今日あらためて思いました。
みなさんの行動を受け、今後私がどのような形で行動に移していくか、明確なビジョンはまだありませんが、今はとにかく全力でみなさんの行動を支えたい思いでおります。
 
畠野之裕(フリー編集者)
皆さんの行動に賛同いたします。お体に気をつけて、また警察による弾圧に屈することなくご健闘ください。現場でも支持を表明できれば幸いです
 
匿名希望
大学生の子がいる「母」という立場の者です。
自分たちの世代は本当に何も考えてなかった、
なんとなくずっと「やばいな」と心のどこかでわかって
いたのに、安倍政権の復活を許し、ここまで暴走させて
しまっている責任は少なくともあなたたちの世代には
ないのに、彼らの暴走の結果のツケを払わされるのは
あなたたちの世代…。自分の子に対してもその同世代の
皆さんに対しても「すまない」という思いでいっぱいです。
デモをしている学生たちには概ね好意的な人たちも、
ハンストに対してはデマがとびかったり、冷笑、いやがらせと
ネット上でのバッシングもひどいもので、かなしい気持ちで
それを見ています。何もできませんが、うちも貧乏なので
ほんとに少しだけカンパをさせていただきました。
少しでごめんなさい。
くれぐれも無理をしすぎないように、体調と相談しながら
実行なさってください。実行者の方も、警備などの方も
本当に気をつけてくださいね。バッシングがひどいけど、
応援している者もたくさんいます。
 
星川まり(緑の党グリーンズジャパン 脱原発の日実行委員会)
いのちを削るような想いを学生にさせる、それに一人の母親としては、応援すると犠牲を強いる気がして、
賛同は控えようかと最初に知った時に思いました。
しかし、声明文を読み、また医師の付き添い等、健康管理はしっかりとされていることも知り、改めて、
ここまで君達を前に押し出してしまっている安倍政権の暴走に対して、共にたたかいます。
大人が不甲斐ないとつくづく思います。私自身、自由や平和を安穏と手にしてきた人生だったと思います。
しかし失うことになって初めて9条の尊さと、この平和が70年間日本人の努力によって成立してきたことに気づきました。
戦力を持たず、戦争に加担せず、紛争は対話で解決すると誓った憲法の精神を、覆されようとしている今、
拒絶の意志をハンストで貫く君達の直接行動に賛同します。
 
野田浩二(府中緊急派遣村労働組合、京王合理化と闘う会)
辺野古現地における体を張った阻止行動と同じく、安保法案阻止・安倍政権打倒に向けた熱い思いと真っ直ぐな行動に心から賛同します。
今、求められているのは、秩序のなかの「異議申し立て」ではなく、体ごとぶつかっていく怒りのほとばしりであり、学生らしいラディカルな行動力だと思います。
ハンスト実のたたかいに期待します!
 
鈴木伸男(和光高校元教員)
あなた達の行動に全面的に賛同します。
健康を害さないよう気をつけながら、無理にならないようがんばって下さい!
 
金靖郎
ハンスト参加者の文章見ましたが、戦後も続く侵略に目を向けていたりしていて、非戦や反戦にとどまらず、反侵略という視点が垣間見れて、感銘受けました。
私は日本を帝国主義と規定しますが、まさに日本帝国主義が、アメリカ帝国主義と一緒に海外侵略を本格化されるのが安保法案の本質です。米軍はアフガニスタン、イラクと先制攻撃、侵略行為を繰り返しています。日本政府は一貫してこうした侵略を容認し、自衛隊を派兵し、米軍に協力してきました。それは実質的に参戦であり侵略行為でした。
さらに沖縄に辺野古新基地建設を強制する日本政府の行為は沖縄に対して侵略を日々続けていると思います。安保法案成立後には沖縄の基地が日米の派兵、侵略の拠点となる可能性は大きく、それは沖縄の基地被害拡大にもつながります。安保法案は沖縄も含めた多くの世界人民に敵対する世界侵略の動きとして阻止しなければならないものです。
世界史的に見ていく必要があります。
安保法案に対しては世界人民の名において、世界人民の生活を脅かし破壊する日米帝国主義を打つ運動を拡大したいと思います。今回の闘いに連帯を表明致します。
 
菅野敦(パーカッション 制作)
あなた方の体を張った行動に、
大いに賛同し、
同時に地方に住みなかなかでもにも賛同できず、
この国に対して収まりのつかない思いを沸々と日常を暮らしているものとして、
感謝しています。
体に無理ないところで、頑張ってください。
 
感謝。
 
勝部明(東京都)
戦争は深い悲しみと激しい憎悪を産み出し、人々の心を壊していく悪辣卑劣な犯罪であり、これを許すことは断じてできない。
よってこれにたいして非暴力で挑む姿勢には頭が下がるし、個人として大いに賛同の意を示すものである。
 
宮澤和子(個人)
下肢障碍のため、遠出ができません。特に国会周辺は障碍者には禁忌なエリア。
行けずにすみません。今日は寒くてたいへんでしょう。体第一です。気を付けて。
行けない人がたくさんいます、あなた方の後ろには。先日、少ないですがカンパ送りました。

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